夏休み

夏休みなので映画をみました。

 

 

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偏屈じいさんが近隣の東洋人と仲良くなる話。

監督主演プロデューサーをクリント・イーストウッドが全部やった。ザ・アメリカって感じの偏屈じじい役が見事だったけどやったらめったらに唾を吐きまくるじいさんで汚いなって思いながら見てた。タイトルにもなってるグラン・トリノは車らしくて、偏屈じいさんが愛してやまない名車らしい。周りに住んでる爺さんや滅多に連絡してこない息子、へそにピアス入れた孫なんかもじじい死んだら車くれよって本人にいうくらいの車らしい。車知らないけど綺麗だった。そんなこんなで車あんまり関係ないんだけどとりあえず大事なアイテムとして登場する。

個人的には家族との絆とか血は水よりも濃いって話じゃなくて大事なのは心の触れ合いだよって方向だったのでよかった。実際滅多に顔を合わせない親戚よりは身近な近隣住民のほうがいざとなったら大切だよねって話ではないんだけど、偏見や差別の激しかったじいさんが悪態をつきながらも仲良くしていく姿が頑固ジジイ最大限の譲歩って感じでよかった。

フォロワーが面白いよって言ってたから期待しなかった(スゴイ=シツレイ)けど面白かった。

 

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マイアヒ懐かしいなって感じのアホ・コメディー。

独身パーティすっぞ!って集まったアホ4人でラスベガスで羽目を外してたら揃って記憶をなくして一人行方不明だ!明日結婚式だやべぇ!って映画。とにかく最初から最後までアホな展開で意味が分からないんだけれど、ちゃんとそれぞれに理由があって(納得できるかは別問題だが)それをたどっていくのが基本の流れ。

埋め込んだ予告編はちょっとネタバレが多いから、見るなら1分くらいまでにしておいた方がいいと思う。

脳味噌空っぽ系コメディの癖に、花婿がどこに消えたのかはちゃんと予想がつくようになっているのに最後のネタ晴らしまで気が付かなかったのが悔しい。

とりあえず下ネタも多いので、ひとりでゲラゲラ見るならオススメかもしれないが、登場人物のひとりに親が金持ちのニートがいてちょくちょくやらかすのでそういうので心を痛める人は見ないほうがいいかもしれない。

あとマイク・タイソンが出る。

 

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上の奴の二作目。今度はベガスじゃなくてバンコクでやらかす。

基本的にはやってることが一作目と同じ。ちょっとだけパターンと舞台を変えてお約束を繰り返すので前作が好きで暇なら見てもいいと思う。

ほとんど前作と同じパターンなのであまり触れることはないが、今作も一応行方不明者がどこにいるかはギリギリ想像できるようにはなってる。そして最後はお約束のアレ。

今作もタイソン出る。

 

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僕がみてきた中で一番真面目にゾンビ映画やってる映画。

昔のゾンビって映画のリメイクらしくてそのせいか展開はオーソドックスなゾンビ映画。だけどそのひとつひとつがなかなか気合いがはいってて、ゾンビものは基本的に笑いながら見るのが習慣なのにほとんど笑うシーンがなかった。身内を優先したり動物をかわいがったり金持ちのクズがしれっと紛れ込んでたり…必要なことはすべてそろえておきましたという安心感。アメリカでゾンビ物ならホームセンターだよねって感じるけれどなかなか登場しないホームセンターくんもちゃんと出番があって、そこで引きこもって楽しいゾンビライフを送ったりする。個人的にはあと30分くらい尺伸ばしてホームセンターでのシーンを増やしてほしかった。

今作のゾンビはめっちゃ綺麗なフォームで走るし車が走ってても頑張って追いかけてくるしで久しぶりに怖いゾンビだった。オチもグッド。

 

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間違えた。

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日本語の予告編がようつべになかったので英語で。頑張ってリスニングしてください。

記憶をなくした男が流れ着いた町で別人に間違えられて映画館を復旧する話。

共産党とかアカとか単語が出てくる。そしてその辺も割と重要な要素というかもろにそこがメインになってくるので苦手な人は遠慮した方がいいかもしれない。アメリカという国家とその国民として認めらている権利がどうこうみたいな。

2時間半のちょっとだけ長い映画で、ジム・キャリー主演の癖に最初から最後まで真面目でびっくりした。前半は記憶をなくした男が周りに言われるままに別人として生きていく感じの流れになるんだけれど、記憶もないのに変に期待されるのは死ぬほどつらいなって感じてずっとそわそわしてた。流れ着いた町も小ぢんまりとして変に身内意識が強そうで個人的にすごく苦手だったんだけれど、めっちゃ真面目にジム・キャリーが生活していてこれは気合いをいれないとだめだなって顔をして真剣にみた。

作中でも映画はちょっとだけ大事な要素としてでてくるんだけれど、それよりもアメリカ人として戦争に加わった云々て話も強い上にラストの展開もアメリカナイズドって感じでちょっと冷めた目で見ていたのだけれど、それでも真剣な展開と悪気のない誠実な登場人物ばかりで最後まで萎えることなく見れた。

おいおいジム・キャリーなのにシリアスだよ~ってちょっと期待していたものとは違ったけれど、真面目な脚本とちょっと昔の時代の雰囲気が珍しくてめちゃ面白かった。

ちょっと長いことに目を瞑れば誰が見ても安定した映画でおすすめかもしれない。

 

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君の知ってるテンカワ・アキトは死んだ。

めっちゃシリアスな予告編と前情報から、見るか悩んだ劇場版。スパロボでも劇が出るやつは(最後まで)やらなかったりで、情報は伝聞でしか知らなかった。

実際にみてみると、アニメの時と変わらないコメディに意味不明に重いシリアスがサンドイッチされてて、テンポがめっちゃよくてあわあわしていた。最終的にはやっぱりナデシコだなって感じるのは流石と言うべきかどうなんだ。

ユリカ派かルリルリ派かなんてキモイ話もできるけれど、そんなことは重要じゃないんだって思ったけど、それでも温泉のシーンは良かった。個人的にはハーリーくんがかわいいし説明おばさんが一番好きです。

やっぱり劇場版も見ないとシリーズが終わったことには、というか自分の中でひと段落はつかない感じだったので見てよかった。

 

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火星でDASH村とかいろいろと話題や噂になってたやつ。

よーい、へーいメーン(枕詞)。

個人的に限られた資源や技術の中で頑張って生きる話がすきなので割と楽しめたが、別にDASH村ってわけでもないよなぁって感じた。原作小説だと地の文で主人公が喋りまくってそれが面白いらしいということなので原作を読みたくなった。なんというか扱うテーマに対して時間が足りないよな、というか前半と後半で全然違う雰囲気の映画になるのだからそこをもっとぐいっと深くやってほしかったというかなんというか。一粒で二度おいしいけれどどうせならどっちももっとおいしく食べたかったというのは贅沢なのね。

試行錯誤を横でみるのが面白い好きな人は楽しめるんじゃないかと思う。ちょっとてんぽが良すぎて試行錯誤というよりは2週目経験者って感じだが。

んーまーアメリカ映画だしどうせ助かるんでしょなんてメタ読みはしてはならない。戒め。