3月も終わりってことは今年もあと75%

もうちょっとやりようがあったような気がするんだけど仕方ないよ面倒くさいもん。 

 

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不思議惑星キン・ザ・ザ

おじさんとバイオリン弾きが惑星キン・ザ・ザを旅するするお話。

ソ連時代に作られた映画で当時の社会情勢を皮肉った演出がうんたらかんたららしい。でもそんなこと知らなくてもゆるいSF映画として十分楽しめる。めっちゃ面白かった。薦めてくれたひとさんきゅー。

突然見知らぬ惑星に飛ばされちゃったので右も左もわからないまま探り探りで異星人とコミュニケーションを図る、というか地球人から見て奇妙に思える習慣に振り回される2人の様子を笑いながら旅を見守る映画。見所も多くていちいち列挙していたらキリがないのだけれど、やっぱりお約束や王道は大切だなってなりました。気の抜けた音楽がめっちゃいいからもっかい観たい。クーしたい。

 

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マルコヴィッチの穴

 穴に入ると15分だけマルコヴィッチの脳内に入り込めるおはなし。

自分でないひとを体験できるとかでマルコヴィッチ体験に夢中になったひとや人生を変えられてしまったひとたちの人間模様が中心。隣のオフィスの女性と彼女に恋をした既婚者とその妻とマルコヴィッチ本人とがなんだかよくわからないことになって最終的になんだかよくわからないところに着地する。このオチのためだけに観る価値はあったかもしれない。人はみな別人になりたがっているって感じのことを言ったのは誰だったかな。一発ネタでここまでお話を膨らませるのはすごい。

 

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Ink

 光の戦士と闇の何かの戦いに巻き込まれた少女を救うお話。

雰囲気ゲーって感じのゲームの世界観に近いと思う。終始ぼんやりとした演出で、始まっていきなりファンタジーな世界にぶち込まれて時折現実が挿入されて女の子はどうなっちゃうんだってハラハラドキドキする感じの映画。あんまり説明はない。いい夢をみせる光の戦士と悪夢を見せる悪魔が争っていて(多分)そこにink(インク)という存在が現れて女の子を攫ってしまって…なんてことは映画の前半ではなんとなくしかわからない。少しずつお話や世界観の輪郭がわかってきて、最後に重要な部分だけが明らかになるといった構造になってる。でも細部はよくわからない。トレーラーをみて雰囲気や音楽が気に入れば観てもいいかもしれない。

割とアクションが多めで、白い字幕が死ぬほど読みにくくてストレスがたまることに注意。

 

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アントマン

ありんこサイズになれるスーツを着てがんばるヒーローのおはなし。

小さくなれるからアントマンなのかと思ってたら本当に蟻んこと一緒に戦っててめっちゃ好感度上がった。一応激しい戦いが繰り広げられるんだけれど傍から見るとスケールが小さいっていうギャップが面白かった。予告編は案の定みないほうがいい。

 

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マラヴィータ

承認保護プログラムで守られてるロバート・デ・ニーロとその家族のお話。

昔の仲間を裏切ったとかで命を狙われててストレスがたまっている元マフィアとその一家がいろいろやらかしちゃう。予告編はみないほうがいいかもしれない。おねーちゃん美人だけどちょっと病んでますねって感じだけれど父親が元マフィアのボスでその愛娘に手を出しちゃったら恋人も無事じゃすまないななんて思ったらそれも仕方ないのかもしれない。バランスがよくて面白かったです。

 

 

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ロード・トゥ・パーディション

トム・ハンクスがマフィアやってるお話。

 割と静かな映画だった。敵は禿げる前のジュード・ロウ。子供には自分がマフィアなことを黙っているトム・ハンクスが、些細なことから命を狙われて息子と一緒に頑張る。関係性をいちからやり直して一つの困難に立ち向かうお話は王道でよい。可もなく不可もなく、マフィア映画ってこんな感じだっけって思ったけどオチは案の定。

 

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レジェンド・オブ・メキシコ

バンデラスがちょっとだけ頑張るお話。

デスペラードの(多分)続編でジョニー・デップが出(しゃ)張ってる。やってることは大体前作と同じだからお気に召したらこれも観てもいいと思う。相変わらずバンデラスがかっちょいーんだけれど、前作に比べると出番は少な目。そのぶんジョニデが捻ってくる。当然ジョニデなので捻られても安心の普段のジョニデ。目から血を流して打ち合うシーンなんかはかっこよくていいと思うんだけど、僕はもう少し二丁拳銃なんかが観たかったよ。例のギターケースと御仲間も今作でも健在で、そっちも(前作よりインパクトはないけど)それなり。お話のスケールは大きくなったけどバンデラスひとりじゃああんまり動かせないからジョニデを呼びましたって感じ。今回は敵も大きい組織でひとりじゃ無理があるよねって感じなので妥当と言えば妥当。

でも僕はもっとかっちょいいバンデラスが観たかったんだ…。面白いです。

 

トーカー

願いが叶う部屋を巡って3人の男が論じるお話。

 ロビン・ウィリアムズは関係なくてタルコフスキー監督の方。予告編がみあたらなかったので気になったら自分で探してください。ちょっと古い上にロシアの映画なので演出が特徴的で長回しが多め。静かな映画を観慣れていない人は寝ちゃうかもしれない。ストーリーとしてはSFで、ゾーンという立ち入り禁止の危険区域にあるとされる願いの叶う部屋を目指して3人の男性が歩きながらいろんなことを論じる。割とその内容だったりゾーンだったり映像だったり、いろいろと見所はあるんだけれど人を選ぶ。願いが叶うとしたら人の内面にはどういった変化や思考が生まれるか、みたいな感じのテーマなんじゃないかと思う。考察とかすきなら楽しいんじゃないですか。