極めて日記に近いイメージ

やりたいことが複数あるなら机を変えなさいってMr.マリックが言ってたらしい。Eテレ椎名林檎小林賢太郎の対談の最中に言ってた。Mr.マリックが言うなら試してみるかぁ明日ニトリ行こ~~ってなったので机を買って組み立てた。家ではだいたいコタツでうとうとしながらスマホいじってるのであまり使えてないけどいい感じ。生活を少し変えるために家具を増やす減らす変えるってのはなかなかいい方法なのかもしれない。

 

午前中に目を覚ましてやることやって歯医者に行ってご飯食べたら図書館に行って本を読むやつをやった。家で死んでるのもいいけど外に出てひとりでごちゃごちゃやるのも悪くはないのかもしれない。少なくとも何かをやったって記憶は内側から自分を支えてくれる。書を捨て街へ出よう、そして面白い本を読もう。

 

舞城王太郎の淵の王を読んだ。守護霊のように主人公のことを見守っている存在によって語られる、舞城の作品では珍しいホラー。全3章で構成されていて女の子、女の子、成人男性とそれぞれ異なる主人公が日常を脅かす影と相対していく。

 

ホラーなんだけど根本は愛の物語でおまけに何回か読み返したくなるとてもいい小説だったからぜひいろんな人にも読んでもらいたい。そしてタイトルの淵の王は誰なのか、考えを聞かせてほしい。他人のレビューを読んでるだけで楽しい小説、最近はなかなかなかったのでとても良い。

 

それなりに怖いし、テーマもよくて内容も凝っていてそれなりに語れそうな感じでとても気に入った。ディスコ探偵水曜日以来の傑作といってもいいかもしれない。そこまで長くもなくてさくっと読めるのでぜひ読んで……。手元に置いちゃうか~~。本屋に行くぜ~~。