バッファロー'66

映画をみました。

アニメ版の佐藤のPC前に貼ってあるポスターは 、原作小説に引き合いに出されていた映画バッファロー'66のそれを模したものと思われる。 

 Wikipediaより

なんとなく“NHKにようこそ”のページを見ていたらこの映画のタイトルが目に入って、気になったので見た。

 

www.youtube.com

 

両親に愛されなかった男が少女を拉致したことで変わっていくお話。

ボーイミーツガールってこんな感じなのかなって思いながら見ていた。Wikipediaによると“オフビートな人間ドラマ”らしい。

オフビート (Offbeat) は、

  1. 音楽において、通常とははずれたところに強拍があること。
  2. 転じて、常識からはずれた人間、あるいはそのような人物を描いた作品。
  3. ルイジアナ州ニューオーリンズで発行されている月刊の音楽雑誌。

 とりあえずWikipediaで調べてみたけれどよくわからないな~。

とても雑に説明をすると孤独な男が少女と出会って愛を知る話なんだけれど、そこまでの過程がいちいちエモくてとてもよい。そして主人公のビリー・ブラウン(ヴィンセント・ギャロ)の拉致した少女レイラ(クリスティーナ・リッチ)に対する接し方が童貞臭くて(そうじゃないならホモ)とてもいい。キスはダメ。ハグは恥ずかしいから握手。変に距離をとってしまうなどなど。肩の力の入りようは他人を見ている気がしなかった。

拉致と言ってもやることは両親と会ったりボウリングをしたりする程度のなので未成年でも見問題なく見れます。一応同じホテルの同じ部屋に泊まりますが特に何かあるわけじゃないです。

見ればわかるから何も書くことがなくなってしまったのだけれど、寂しい男が美少女と出会って考えを改めるまるでラノベのような話。でも演出や音楽や(よくわからないけれど)表現の方法がすごくよい。最初は何も情報がないが時間が経つにつれてビリーがどういう人間でどんな過去の持ち主なのかが明らかになり、それに伴ってみているこちらが映画に没頭していくようなそんな構成になっていた(ような気がした)。

登場人物の行動にはじめはイライラしたりするかもしれないけどだんだんその背景がわかってくるとそれも許せるようになるタイプのストーリーです。特にビリーの実家での両親はすごい。ビリーがどんな幼少期を過ごしたのか、それによって結果がどうだったのかなど色々と感じることは多かった。虐待とまではいかなかったけれど問題がなかった訳ではない、という感じ。その辺気になる人は避けた方がよいかもしれない。多分大丈夫だと思うけれど。

 

最初の20分は退屈かもしれないしそのあとは少し心が痛むかもしれないけど、見て!!!!

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ヒロインのレイラも可愛い。

アダムス・ファミリーから7年(2からだと4年)でいろいろ大きくなったなぁ~。

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本当は画像とかバンバン使って説明したいけどどうしてもいいシーンの画像ばかりになっちゃうし、それじゃここに書く意味ないし~って毎回とても困る。

ラストシーンもよかった。

おわり